9月23日は手話言語の国際デー!沖縄で学ぶ手話と心のバリアフリー

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毎年9月23日は、国連が定める「手話言語の国際デー」です。手話が音声言語と対等な言語であることを認め、世界中で理解を深めるために制定されました。沖縄県内でもこの日に合わせて、手話に親しめる素敵なイベントやライトアップが各地で開催されます。手話は障がいのある方だけでなく、私たち全員をつなぐ温かいコミュニケーションツールです。本記事では、楽しめる手話の魅力や、今日から役立つ基本の表現を分かりやすく解説します。

手話言語の国際デーの由来と世界を青く染めるキャンペーン

「手話言語の国際デー」は2017年に国連総会で正式に決議されました。この日は1951年に世界ろう連盟(WFD)が設立された輝かしい日を記念して選ばれた特別な記念日です。

手話が独自の文法を持つ一つの言語であることを世界中で再確認し、ろう者の人権を保護することを目的としています。この時期、日本各地の公共施設やランドマークが「青色」にライトアップされるのが大きな特徴です。

日本国内でも全日本ろうあ連盟が中心となり「世界を青く染めよう」というキャンペーンが展開されています。この青色は、国連や世界ろう連盟のロゴの色であり、平和と調和の象徴とされています。

沖縄県内でも多くの自治体や施設がこの趣旨に賛同し、建物の一部を青く光らせたり、手話に関連する啓発活動を行ったりしています。言語の壁を越えた交流のシンボルとして、青い光は非常に重要な意味を持っています。

  • 2017年12月19日に国連総会で決議され、翌2018年から実施されています。
  • 手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権保障を促進します。
  • 「青色のライトアップ」は世界各地で実施され、連帯の意思を示します。

まずは「こんにちは」や「ありがとう」といった簡単な挨拶から覚えてみるだけでも、心の距離はぐっと縮まります。誰にでもオープンなこの記念日は、多様性を認める社会への大きな鍵となります。

~毎年9月23日は「手話言語の国際デー」です。
手話言語の国際デーは、2017年12月19日に国連総会で決議されました。
決議文では、「手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう国連加盟国社会全体で手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進する」とされています。
2022年より、全日本ろうあ連盟からの働きかけで、世界各地で、全日本ろうあ連盟のロゴの色である「世界平和」を表す青色にライトアップを行っています。

沖縄県

沖縄県内での取り組みと手話言語条例について

沖縄県では、手話への理解を広めるために「沖縄県手話言語条例」を制定しています。この条例は、手話が言語であるという認識に基づき、手話を使用しやすい環境づくりを進めるためのものです。

この条例は障がいのある方もない方も、お互いを尊重しながら共生できる社会を目指す事を目的としています。国際デー当日には、県内各地の拠点で、手話に関する周知活動が行われます。

地域のイベントでは、実際に手話を使って会話をしている方々の様子を間近で見ることができます。指の動きだけでなく、顔の表情や体の動きすべてを使って感情を伝える手話のダイナミックさに驚く人も少なくありません。

こうした体験は、本や動画だけで学ぶのとは異なり、より深い感動を与えてくれる場合もあるかもしれません。男女問わず、またおじいちゃんおばあちゃんから孫まで、家族みんなで参加できるのが魅力です。

県内各地では条例の趣旨に沿って、手話通訳の配置やイベントなどを通じた心のバリアフリーが広がりを見せているようです。全ての県民が手話への理解を深め、お互いの個性を尊重し合う温かい地域づくりが着実に進んでいると考えられます。

沖縄の明るく温かい県民性と表情豊かな手話は相性が良いと言われており、互いの言葉が通じた瞬間の喜びは、何物にも代えがたい大切な地域の財産になり得るのではないでしょうか。

初心者でもすぐ使える!基本の手話単語表

手話を全く知らないという初心者の方でも安心して挑戦できるように、日常生活の中の様々な場面ですぐに活用できる、基本的な手話の動きやポイントを分かりやすく丁寧にご紹介します。

以下の表を参考に、鏡の前で練習してみてください。手の形だけでなく、相手の目を見て笑顔で伝えることが、手話コミュニケーションにおける最も重要なポイントです。まずは形を真似ることから始めてみましょう。

単語 動作のポイント
こんにちは 右手の人差し指と中指を立てながら額に当てた後、両手を一本指で前に出し、向かい合わせながら指先を曲げます
ありがとう 左手の甲の上に右手の小指側を乗せ、相撲の「手刀」を切るように軽く上に上げます
好き 右手の親指と人差し指を広げて喉に当て、下に動かしながら指を閉じます

また、最近ではスマートフォンのアプリや動画サイトでも手話を学べますが、対面でのやり取りに勝るものはありません。相手の反応を見ながら手を動かすことで、手の高さやスピードなど、細かなニュアンスを学ぶことができます。

地域の交流会や体験教室に参加する際は、ぜひこの表の内容を一つでも覚えて、勇気を出して使ってみてください。その一歩が、大きな変化の始まりになります。

みんなで学べる手話のコツ

手話を学ぶ際に「難しそう」と身構えてしまう必要はありません。実は、手話の中には私たちが普段使っているジェスチャーに近い動きがたくさん含まれています。

例えば、「食べる」は箸を口に運ぶ動き、「電話」は受話器を耳に当てる動きです。このように、見たままのイメージを形にするのが手話の基本なので、子供から大人まで直感的に理解しやすい言語なのです。

上達のコツは、恥ずかしがらずに大きく動くことです。手話は手の動きだけでなく、眉毛の動きや口の形も大切な文法の一部です。驚いたときは驚いた顔、楽しいときは楽しい顔をセットにすることで、相手に正しく意味が伝わります。

男性なら力強く、女性なら柔らかく、それぞれの個性が手話に出るのも面白いところです。ご自宅で家族と一緒に、テレビを見ながら真似するだけでも良い練習になります。

  • 手の位置に注意する:相手から見えやすい胸の高さ付近で表現するのが基本です。
  • アイコンタクト:手元ばかり見ず、相手の目を見て話すことが信頼につながります。

さらに、手話を学ぶことは「相手を思いやる力」を育てることにも繋がります。相手が聞き取りやすいスピードか、見えやすい位置で手を動かしているか、常に相手の立場に立って考える必要があるからです。

これは手話に限らず、日常のすべての人間関係において役立つスキルです。家族や友人と一緒に手話を体験することで、お互いの絆もより深まることでしょう。

全国に広がる手話の輪とこれからの共生社会

沖縄も含め、日本全国で手話への理解を広げる動きが加速しています。現在、多くの自治体で手話言語条例が制定され、手話を普及させるための様々な取り組みが活発に行われています。

このような社会全体の流れの中で、私たちが手話に興味を持つことは、障がいを持つ方々がより自分らしく暮らせる社会を作るための大きな力となります。

全国の商業施設や公共の場でも、手話通訳の導入や筆談ボードの設置が進んでいます。しかし、最も大切なのは設備以上に「人々の意識」です。手話を知っている人が街に増えるだけで、耳の聞こえない方々の安心感は格段に高まります。

障がい者理解を深めるための促進は、決して特別なことではなく、「こんにちは」という挨拶などの日常の小さなコミュニケーションから自然に始まっていくのです。

最後に、手話は「新しい人と出会うための窓」です。国際デーをきっかけに手話を知り、全国どこへ行っても誰とでも繋がれる力を身につけてみませんか?

青く照らされた各地の夜景を思い出しながら、世界中の人々と手を取り合える未来を想像してみてください。手話の輪は、あなたのその小さな一歩から確実に広がっていきます。

まとめ

9月23日の国際デーは手話が言語であることを祝う日で、沖縄でも青いライトアップで理解を広めています。手話は誰でも楽しく学べるツールで、表情豊かに相手の目を見るのが上達のコツです。

本記事では国際デーの由来や沖縄の取り組み、基本単語を紹介しました。言葉を尊重し合えば優しい共生社会が実現します。まずは手話一つから実践し、小さな一歩で心のバリアフリーを広げていきましょう。

あとがき

15年ほど前に車の修理工場で働いてた頃、手話が分からず紙に文字を書いて車の修理内容を伝えてた事がありました。それが悔しくて、興味を持ち少し手話を勉強してました。

私たちが覚えた手話の「ありがとう」。その一動作が、誰かの心を灯し、沖縄から全国、世界へと優しさの連鎖が広がることを心から願っています。皆さんもこの機会に、楽しみながら新しい世界を広げる手話の扉をぜひ叩いてみてください。

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