CoDを誰もが楽しむ 障がい者向け設定と上達のコツ

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世界中で人気のFPS「コールオブデューティー(CoD)」は、スピーディで激しい戦いが魅力ですが、操作の難しさから「自分には難しい」と感じる方もいるかもしれません。しかし、近年のアクセシビリティ機能の進化により、誰でも楽しめる環境が整いつつあります。設定やコントローラーの調整、立ち回りの工夫次第で、より快適にプレイ可能です。本記事では、CoDを楽しく遊ぶための障がい者向けの実践的なコツを紹介します。

CoDを快適に!アクセシビリティ機能の活用

近年のゲーム開発において、年齢や障がいの有無にかかわらず、全ての人が楽しめるように、操作や表示を調整するアクセシビリティの重要性が高まっています。CoDも例外ではなく、多くのカスタマイズオプションが用意されています。

これらを活用することが、まず快適なプレイへの第一歩となり、アクセシビリティの対応内容は多岐にわたります。

  • 操作法の変更: ボタンの配置をカスタマイズすることで、自分にとって使いやすい操作環境を作ることができます。
  • 視覚的な調整: 色覚異常に対応した色調の補正機能や、画面に表示される情報の視認性向上機能などが挙げられます。

CoDシリーズを含むFPSゲームでは、コントローラーのボタン配置のカスタマイズが特に重要です。例えば、同時に照準を合わせる動作と攻撃を苦手とする場合、特定の操作を切り替え式にすることで、負担を減らせる場合があります。

また、市販されているアクセシビリティコントローラーを利用することで、残された運動機能に合わせて操作を割り振ることも可能です。

これらの機能を活用し、自分の障がいや身体的な特徴に合わせて、最適な設定を見つけることが、CoDの楽しさを最大限に引き出す鍵となります。

上肢障がい者がCoDを楽しむためのテクニック

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手や腕に障がいを持つ上肢障がい者が、CoDなどのFPSゲームで上達するためには、操作の工夫と独自のプレイスタイルの確立が不可欠です。パラeスポーツのプレイヤーたちは、自身の身体的特徴を理解し、それを強みとする方法を見つけ出しています。

パラeスポーツチーム「FPS Fortia」で活動するプレイヤーの事例から、以下のコツが導き出されます。

  • 指の器用さに合わせたボタン配置: 射撃やジャンプなどの頻繁な操作は、最も器用な指に割り当てます。使用頻度の低い操作をそうでない指に割り振るなど、徹底的なボタン配置のカスタマイズが重要です。
  • キャラコン(キャラクターコントロール)の習得: 相手と遭遇する直前に被弾しにくい動きを取り入れたり、撃ち合いながら動き続けたりすることで、相手のエイム(照準)をずらし、不利な状況を補うことができます。
  • 使用デバイスの最適化:モバイル版はボタン配置と画面表示をカスタマイズできます。PC・コンシューマー版では、アクセシビリティコントローラーやアイトラッカーの利用が有効です。

「FPS Fortia」は、障害当事者がFPSゲームを主体として活動するePARA発のプロジェクトチームです。
「Call of Duty: Mobile」「PUBG MOBILE」「Apex Legends」など様々なゲームタイトルをプレイしながら、世界中のパラeスポーツチームと交流を深めていきます。

epara.jp

初心者向け!CoDで勝つための立ち回り戦略

CoDで勝敗を分けるのは、操作技術だけでなく、戦場での「立ち回り」です。特に初心者や操作にハンディキャップがあるプレイヤーにとって、戦術的な立ち回りは、技術的な不足を補う大きな武器になります。

ミニマップと音情報を活用する

CoDでは、ミニマップと音情報が戦況把握の鍵を握ります。

  • ミニマップを常に確認: 味方の位置や、敵が発砲した際に表示される赤い点をチェックし、敵の位置を予測します。
  • 足音や発砲音を聞く: ミニマップに映らない敵の位置を把握し、待ち伏せや奇襲に備えます。同時に、自分が音を出さないように歩きやしゃがみ移動を意識することが重要です。

味方との連携と行動

単独行動は、特に体力が少ないCoDではすぐにデス(死亡)に繋がる危険があります。

  • 味方と一緒に行動: ミニマップで味方の近く(円内)をキープすることで、カバーし合ったり、一斉に攻撃したりする連携プレイが可能になります。
  • 前線を意識する: マップのどの位置が「前線」なのかを理解し、味方が見ていない方向をカバーするように動くことで、チームに貢献できます。

こうした戦術は、瞬間的な反射速度よりも、冷静な判断力と情報処理能力が求められます。身体的なハンディキャップがあっても、頭脳的なプレイでチームを勝利に導くことは十分に可能です。

聴覚・視覚障がい者がCoDを楽しむための設定

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聴覚や視覚に障がいを持つプレイヤーも、ゲームに搭載されたアクセシビリティ機能を活用することで、CoDの世界を存分に楽しむことができます。

聴覚アクセシビリティの活用

聴覚情報が限られる場合でも、ゲーム内の設定を変更することで、快適にゲームをプレイすることができます。

  • 非対称聴覚補償: 非対称聴覚補正は、左右の耳の音の周波数強度を個別に調整し、バランスの取れたオーディオ体験を提供します。不快な周波数の音量も下げられ、影響を軽減できます。
  • 耳鳴り軽減: 「耳鳴りを軽減」機能は、閃光手榴弾などによる耳鳴り効果音を低強度のオーディオキューに置き換えます。
  • その他: 個別の音量調整、プリセット、モノラルオーディオ設定により、難聴や片耳のプレイヤーも重要な音声キューを聞き逃さずに済みます。

視覚アクセシビリティの活用

画面表示に関しても配慮が設けられています。これによって視覚情報の認識が難しい場合でも、コントラストや色の調整が有効です。

  • 色覚異常対応の設定: ゲーム内の設定でカラーフィルターを適用することで、敵のマーカーや重要なオブジェクトの色を見やすく調整できます。
  • ハイコントラスト表示: 画面上のテキストやアイコン、UI(ユーザーインターフェース)のコントラストを上げ、情報が判別しやすいように設定を変更します。

ゲームのアクセシビリティは、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念にも通じる重要な課題です。自分の障がいに合わせてこれらの設定を細かく調整することで、平等な競技環境に近づけることが可能になります。

eスポーツで輝く障がい者プレイヤーたち

CoDなどのFPSゲームは、単なる趣味としてだけでなく、eスポーツの競技としても障がいを持つ人々に大きな活躍の場を提供しています。株式会社ePARAが運営する「FPS Fortia」のようなチームは、まさにその象徴です。

eスポーツ活動の広がり

「FPS Fortia」は、様々な障がいを持つ当事者が所属し、「Call of Duty: Mobile」などをプレイしながら、国内外のパラeスポーツチームと交流を深めています。

  • 障害者とeスポーツ: eスポーツは、身体的なハンディキャップが、周辺機器やカスタマイズによって大きく軽減されるため、障がいを持つ人々にとって新しい参加のきっかけとなっています。
  • コミュニティの形成: eスポーツを通じて、同じ障がいを持つ仲間や、異なる障がいを持つプレイヤーと繋がり、新しいコミュニティが生まれています。

eスポーツは、障がいの有無にかかわらず、誰もが「本気で遊べば、明日は変わる」という合言葉を掲げ、積極的に活動を続けています。

障がい者eスポーツの活動はゲーム業界に対し、さらなるアクセシビリティの改善を促すとともに、多様な才能が輝ける社会への一歩となっています。

CoDという共通のゲームを通じて社会的な交流を深め、自己肯定感を高めるという点でも、eスポーツの持つ可能性は無限大です。

まとめ

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世界的な人気を誇る「コールオブデューティー(CoD)」は、アクセシビリティ機能の活用、コントローラーのカスタマイズ、そして戦術的な立ち回りの工夫によって、障がいを持つ方も十分に楽しめるゲームです。

特に、障がいに合わせたボタン配置や、キャラクターコントロールといった独自のテクニックを磨くことが上達の鍵となります。

チーム「FPS Fortia」のような活動は、ゲームを通じて社会的な交流を深め、多様な才能が輝ける社会を実現する大きな力となっています。自分の身体的特徴に合わせた設定を見つけ、戦略を練ることで、CoDの深い面白さを体験することができるでしょう。

あとがき

この記事がCoDというゲームへの挑戦をためらっていた方々の背中を、そっと押すきっかけになれば幸いです。

アクセシビリティ機能や、パラeスポーツ選手の独自の工夫を知ることで、「自分にもできるかもしれない」という希望を感じていただけたのではないでしょうか。

ゲームの世界は、誰もが平等に、そして本気で楽しめる場所です。自分に合った設定と戦略を見つけ、ぜひCoDの熱いバトルを体験してみてください。あなたの可能性は無限大です。

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