「パソコンを使った仕事って、どこから始めればいいの?」と感じているPC初心者の皆さんへ。この記事では、A型就労支援事業所でパソコン業務に取り組むうえで、まず覚えておきたい基本のソフトと、その上達法をやさしくご紹介します。焦らず、自分のペースで少しずつステップアップしていきましょう!
パソコンを使用するA型就労支援事業所でのお仕事
「パソコンって難しそう…」「自分には向いていないかも」と感じたことはありませんか? 実際に、パソコンに慣れていない方にとっては、画面を開くだけでも緊張するものです。
でも安心してください。誰でも最初は初心者ですし、A型就労支援では、一人ひとりのペースに合わせたサポートが受けられます。
A型就労支援事業所では、最近、パソコンを使った仕事が増えてきています。データ入力やメール対応など、実際の業務の中でもパソコンを使う場面は少なくありません。
そう聞くと「自分にできるかな…」と不安になるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出すことがなによりも大切です。
この記事では、初心者さんでも安心して学べる「基本のソフトウェア」と、それぞれの「上達法」について、わかりやすく解説していきます。まずは「知ること」から、一緒に始めていきましょう。
そもそもパソコンでどんな仕事ができるの?

パソコンでの仕事というと、難しいプログラミングや専門的な作業をイメージするかもしれません。でも実際は、もっと身近でシンプルな作業がたくさんあります。
たとえば「データ入力」では、決まった情報を表やフォームに入力したり、「資料作成」では、Wordを使って文書を作ったりします。また「メール対応」や「インターネット検索」なども、業務の一部としてよく行われています。
これらのスキルは、A型就労支援事業所で取り組める内容でもあり、将来の在宅ワークや企業での実務にもつながります。
事業所によっては、音声を文章に書き起こす「文字起こし」、簡単な「表計算業務」、商品の「画像チェック」や分類など、さまざまなパソコン業務を提供しているところもあります。
こうした仕事は、一度覚えてしまえば、繰り返し作業として続けやすいものばかりです。最初のうちは不安でも、「できた!」という成功体験が少しずつ増えていけば、自信もついてきます。
まずはどんな作業があるのかを知ることから、自分に合った仕事を見つけてみましょう。
パソコン業務でよく使うソフトってどんなもの?
パソコンでの仕事を始めるにあたって、どんなソフトが使われているのか気になりますよね。ここでは、初心者でも使いやすい基本的なソフトをカテゴリ別にご紹介します。
それぞれのソフトがどんなことに使えて、なぜ覚えると良いのか、さらに上達するためのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
文書作成系ソフト(Word / Google ドキュメントなど)
文書作成ソフトは、パソコン業務の基本中の基本と言えます。WordやGoogle ドキュメントは、文章を書くためのソフトで、報告書や案内チラシの作成にも使われます。
たとえば、利用者さんが作業の進み具合を記録したり、簡単な案内文を作成したりするときに役立ちます。文章をわかりやすくまとめて伝える力がつくので、仕事の幅がぐっと広がります。
上達するには、まずはテンプレートを使って文書の形を真似するのがおすすめです。たとえば日記をWordで書く習慣をつけると、文章作成に慣れていきます。
また、タイピング練習を継続して行うことで、文字入力のスピードや正確さもアップします。毎日少しずつ触ることが、上達の近道です。
表計算ソフト(Excel / Google スプレッドシート)
表計算ソフトは、数字やデータの管理に便利なツールです。ExcelやGoogle スプレッドシートでは、表を作成したり、簡単な計算やグラフを作ることができます。
たとえば、売上の集計や家計簿作り、作業の進捗管理など、数字を整理するのに役立ちます。仕事だけでなく、日常生活でも使えるスキルなので覚えておくと便利です。
上達法としては、まず家計簿をExcelでつけてみることがおすすめです。毎日使うことで、表の操作に慣れていきます。
また、Excelのショートカットキーを覚えると作業がぐんと早くなります。さらに、簡単な表を紙に書いてから、それをパソコンで再現してみると、操作理解が深まります。
メール・コミュニケーション系(Gmail / Outlook / Chatツール)
メールやチャットツールは、仕事での連絡手段の基本です。GmailやOutlookでは、メールの送受信はもちろん、ファイルのやりとりや予定管理も行えます。
円滑なコミュニケーションが取れると、仕事がスムーズに進みやすくなりますし、信頼関係も築きやすくなります。
上達のコツは、実際にメールを書いてみることです。返信の例文集を活用しながら練習すると、自然な文章が書けるようになります。
また、チャットツールでの簡単なやり取りを経験するのも良い練習になります。慣れることで、連絡が怖くなくなりますよ。
インターネットの検索スキル(Chrome / Edge / Safariなど)
パソコンで仕事をするうえで、インターネットの検索は欠かせません。ChromeやEdge、Safariなどのブラウザを使い、必要な情報を集めたり、仕事に使える素材を探したり、トラブルが起きた時の解決方法を調べたりできます。
自分で調べて解決できる力は、とても大切なスキルです。
上達法としては、「わからないことを調べる」ことを習慣にするのが一番です。検索キーワードを工夫して入力する方法も覚えると、効率よく必要な情報を見つけられます。
例えば、具体的な質問を入れてみるなど、試行錯誤しながら慣れていくとよいでしょう。
その他よく使う便利系ソフト(PDF閲覧、画像編集ソフトなど)
パソコン業務でよく使われる便利なソフトには、PDF閲覧ソフトや画像編集ソフトがあります。PDFは、書類の確認や印刷に必須で、Adobe Acrobat Readerが代表的です。
画像編集ソフトは、簡単なバナー作りや写真のサイズ変更などに使います。Canvaなどの無料ツールは初心者でも扱いやすいです。
これらは触りながら覚えるのが一番で、簡単な課題に取り組みながら少しずつ使い方を習得しましょう。実際に操作してみることで、自信もついてきますし、仕事の幅も広がります。
「目標を持って使ってみること」が上達するためのコツ

パソコンソフトの使い方を覚えるのは、最初は誰でも難しく感じるものです。でも、ちょっとしたコツを押さえれば、着実に上達できます。まずは目的を決めて使ってみることが大切です。
たとえば、報告書を一枚作ることを目標にすると、使い方が具体的にイメージしやすくなります。
わからないことがあったら、すぐに検索して調べる癖をつけましょう。自分で解決する力がつくと、自信にもつながります。
また、ショートカットキーを少しずつ覚えていくと、操作がスムーズになり時間短縮にもなります。毎日少しずつでもパソコンに触る時間をつくることもポイントです。
そして、同じ事業所の他の利用者さんと一緒に練習するのも効果的です。お互いに教え合いながら進めることで、楽しみながら上達できますよ。
よくある質問Q&A
パソコン初心者の方によく見られる質問についてまとめました。共感するクエスチョンがあれば、ぜひアンサーを参考にしてみてください。
Q:キーボードが苦手です。どうすれば?
A:タイピング練習サイト・ソフトを活用すると良いですよ。ゲーム感覚で続けやすいものもありますので、楽しみながら練習してみてください。
Q:パソコンに触るのが怖いです。
A:最初は誰でもそう感じます。無理せず、まずは1日10分だけパソコンに触ることから始めてみましょう。慣れてくると自然と怖さも減ります。
Q:ソフトをうまく使えない時は?
A:職員さんや詳しい人に遠慮せずに聞きましょう。また、わからなかったことをメモに残しておくと復習にもなります。焦らず少しずつ学んでいくのが大切です。
まとめ

パソコン操作は最初は誰でも初心者です。でも、一歩踏み出すことで少しずつできるようになっていきます。今回紹介した基本的なソフトに慣れていくだけで、仕事の幅はぐっと広がります。
自分のペースを大切にしながら、焦らずコツコツと積み重ねていきましょう。未来の自分にきっと役立つスキルになりますよ。
あとがき
パソコンの使い方に関して、学校で教わることのなかった世代の私は、IT革命黎明期、ライフワークの小説執筆をパソコンで実施する方法へと切り替えた経緯があります。
当時やたら巷で喧伝されていた「これからはパソコンの時代だ!」的な世の中の圧力に流されての仕様変更。それ以外の何物でもありませんでした。
しかし今ふり返ってみれば、それがあったからこそ、どうにかこうにかITツール使用に慣れることができたのでは、と思っています。
記事内にもあったように、なにかしら目標を立てて使い続けることが、上達に繋がると言えるのでしょう。それが、過去の実体験から言える私の感想です。
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